インゼルサラブレッドクラブの1次先行で、31頭中11頭が満口になりました。
結果の一覧を見て、私は思わず二度見しました。
満口の顔ぶれに、はっきりした「くせ」があったからです。
まずは、1問だけおつきあいください。
- 満口の11頭のうち7頭が牡馬。満口率は牡馬54%、牝馬22%でした。
- 「0の教科書」でC評価以上に絞ると、差はもっと開きます。牡馬は5頭すべて満口。牝馬は5頭中1頭だけ。
- つまり、評価の高い牝馬が、2次先行に4頭残っている。ここに、人が見送ったチャンスがあるかもしれません。
申し遅れました。
シルク・DMMを中心に一口馬主を楽しんでいる、激怒ぷんぷん丸です。
テシオ理論をベースにした独自の血統評価「0の教科書」で、募集馬を全頭診断しています。
今回は「誰が、何で選ばれたのか」を、数字で見ていきます。
満口率は、牡馬54%、牝馬22%
まずは全体です。
31頭の内訳は、牡馬13頭、牝馬18頭。
このうち満口になったのは、次のとおりです。
牡馬は2頭に1頭以上。
牝馬は5頭に1頭。
2.4倍以上の差です。
ここまでは「牡馬が人気なのは、いつものこと」と思うかもしれません。
私もそう思いました。
ところが、評価で分けると、景色が変わります。
C評価以上に絞ると、牡馬は5頭すべて満口だった
「0の教科書」でC評価以上(指数50点以上)の馬は、31頭中10頭です。
きれいに牡馬5頭、牝馬5頭に分かれました。
同じC評価以上でも、牡馬は満口率100%、牝馬は20%。
しかも、牝馬のB評価2頭(テーオールチア、キャッチザカクテル)は、どちらも満口になっていません。
牡馬なら、C評価でも満口になっているのに、です。
逆に、牡馬で残っている6頭は、すべてD評価かE評価でした。
牡馬の「良い馬」は、1次で売り切れたことになります。
31頭マップで、自分の目で確かめる
数字だけでは、ピンとこないかもしれません。
下のボタンで絞り込んで、満口の偏りを確かめてみてください。
1頭ずつタップすると、父と価格が出ます。
「C評価以上」を押してみてください。牡馬の5頭はすべて色つき。牝馬の5頭は、1頭を除いて白いままです。
私はこの画面を作りながら、「ここまできれいに分かれるのか」と、ひとりでうなりました。
満口になった11頭の一覧
| No. | 馬名 | 性 | 父 | 評価(指数) | 1口 |
|---|---|---|---|---|---|
| 04 | ケンホープの2025 | 牡 | コントレイル | A(95) | 8万円 |
| 15 | ヒャッカリョウランの2025 | 牡 | インディチャンプ | A(80) | 7万円 |
| 05 | スカイダイヤモンズの2025 | 牡 | ロードカナロア | C(60) | 10万円 |
| 06 | トリプルループの2025 | 牡 | スワーヴリチャード | C(60) | 7万円 |
| 14 | チカリータの2025 | 牡 | ホットロッドチャーリー | C(55) | 4.8万円 |
| 29 | ラブアンバサダーの2025 | 牝 | ウエストオーバー | C(50) | 4万円 |
| 01 | ダストアンドダイヤモンズの2025 | 牝 | イクイノックス人気の父 | E(25) | 20万円 |
| 28 | モーニングコールの2025 | 牝 | タイトルホルダー人気の父 | E(10) | 6万円 |
| 07 | チカリヨンの2025 | 牡 | サートゥルナーリア人気の父 | E(5) | 4万円 |
| 09 | マーガレットメドウの2025 | 牡 | モーリス人気の父 | E(5) | 5.6万円 |
| 20 | ジプシーハイウェイの2025 | 牝 | キズナ人気の父 | E(5) | 7万円 |
※評価の高い順。全頭500口募集。「人気の父」は、E評価で満口になった5頭の父に付けた目印です。
表を見ると、もう1つの傾向が浮かびます。
満口の牝馬4頭のうち3頭は、E評価で、父が人気の種牡馬。
残る1頭のラブアンバサダーは、1口4万円と31頭の中でも安い馬です。
指数1点あたりの1口価格は800円で、C評価以上の中でコスパ1位タイでした。
牝馬が選ばれたのは、「父の名前」か「安さ」があるときだった。
そう読める結果です。
ここから立てた仮説
「牡馬であること」と「人気の父」で選んでいる。
ただし、これはまだ仮説です。
根拠と弱点を、同じ重さで並べておきます。
根拠
- 満口率は牡馬54%、牝馬22%
- C評価以上では、牡馬100%、牝馬20%
- E評価の満口5頭は、すべて人気の父(イクイノックス、サートゥルナーリア、モーリス、キズナ、タイトルホルダー)
崩れるとしたら
- 1クラブ・1年・11頭だけのデータ
- 牡馬は賞金を稼ぎやすい。牡馬を選ぶのは合理的かもしれない
- 「人気の父」の定義(種付け料か、リーディングか)をまだ決めていない
特に2つ目は大事です。
牡馬が選ばれるのには、ちゃんと理由があります。
だから「牝馬はお得」と言えるのは、価格の安さや評価の高さが、牝馬の不利を上回るときだけです。
確かめ方も決めています。
- ノルマンディーの先行募集(10月21日締切)でも、同じ偏りが出るかを見る
- 来年以降の募集でも、満口率を「性別」「父」「評価」で分けて記録する
- 数年後、「人気だがE評価」の馬と「見送られたB評価以上の牝馬」の成績を比べる(目安はJRA平地で2勝)
当たっても外れても、答え合わせはこのブログで公開します。
2次先行に残った「C評価以上の牝馬」4頭
ここからが、あなたにとって一番大事な話です。
仮説が正しければ、評価の高い牝馬は「人が見送った馬」です。
その4頭が、まだ2次先行(10月25日締切)に残っています。
- 父 キタサンブラック
- 1口7万円
- 母系爆発:あり
526kgの大型牝馬。B評価以上で「母系爆発あり」の牝馬は、この1頭だけ。
1頭の詳しい評価を読む →※並びは番号順ではなく、評価(指数)の高い順です。この記事は順位づけをしていません。
あなたの見立てと、血統を重ねてみる
ツアーや写真で「この馬、いいな」と感じた馬はいますか。
その印象と、「0の教科書」の評価を重ねると、次の4つのどれかになります。
○
×
どのパターンに当てはまるかを決めるのは、あなたです。
私は、その判断の材料を出すところまでを担当します。
31頭すべてを比べた順位と、予算別の結論を、noteにまとめています。
- A・B評価4頭の比較と、総合ランキング
- 1口なら/2口なら/牝馬がほしいなら、の選び方
- 指数1点あたりの1口価格で見る、コスパランキング
- 人気の父なのにE評価にした馬と、その理由
一度購入すれば、今後の追記もそのまま読めます。
これからの日程と、次回の予告
- 10/111次先行 締切(11頭が満口)
- 10/151次の抽選結果・2次先行 開始
- 10/222次先行 中間発表 ← 次回、ここで「残った牝馬に人気が動くか」を分析します
- 10/252次先行 締切
- 10/292次の抽選結果
- 11/2通常募集(先着順)
2次先行で、B評価の牝馬2頭に申し込みが集まるのか。
それとも、最後まで見送られるのか。
市場がどう動くかは、私にもわかりません。だからおもしろいのです。
結果が出たら、この仮説が生き残ったかどうかを報告します。
はい、外れたときも、ちゃんと書きます。
「0の教科書」の評価の見方
S=100点/A=80〜99点/B=65〜79点/C=50〜64点/D=30〜49点/E=29点以下。
血統から読み取れる素質に、厩舎などの環境と、独自の調査による「母系爆発」を加えた総合点です。価格は含みません。
※満口の情報は、インゼルサラブレッドクラブの1次先行の抽選結果(2026年10月15日発表)にもとづきます。最新の募集状況・価格は、必ずクラブの公式サイトでご確認ください。
※本記事は個人の見解です。出資の判断は、ご自身の責任でお願いします。

