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【ジャパンカップ(後記)】カランダガンを『0の教科書』で評価しました!(2025年春検討版)
2025年ジャパンカップ特集、来年に向けた有力馬血統診断
勉強シリーズ編です。
この記事から
✓ ジャパンカップのポイント
を紹介します。
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カランダガン
性別:セン 厩舎:F グラファール

欧州タイプと予想していただけに、ショックです
5代血統表から血統診断をするとどうなるのか?
サラブレットの遺伝の全容で、最低限必要なのが5代血統表です。
5代目までの先祖名を記載し、特に重要は種牡馬には色をつけました。また名前の下に活性値を記載しています。
生年月日:2021年1月27日
| Gleneagles ( 2012 ) 【 0 】 |
Galileo ( 1998 ) |
Sadler’s Wells ( 1981 ) |
Northern Dancer ( 1961 ) |
Nearctic |
|---|---|---|---|---|
| Natalma | ||||
| Fairy Bridge ( 1975 ) |
Bold Reason | |||
| Special | ||||
| Urban Sea ( 1989 ) |
Miswaki ( 1978 ) |
Mr. Prospector | ||
| Hopespringseternal | ||||
| Allegretta ( 1978 ) |
Lombard | |||
| Anatevka | ||||
| You’resothrilling ( 2005 ) |
Storm Cat ( 1983 ) |
Storm Bird ( 1978 ) |
Northern Dancer | |
| South Ocean | ||||
| Terlingua ( 1976 ) |
Secretariat | |||
| Crimson Saint | ||||
| Mariah’s Storm ( 1991 ) |
Rahy ( 1985 ) |
Blushing Groom | ||
| Glorious Song | ||||
| イメンス ( 1979 ) |
Roberto | |||
| Imsodear | ||||
| Calayana ( 2014 ) |
Sinndar ( 1997 ) 【 8 】 |
Grand Lodge ( 1991 ) |
Chief’s Crown ( 1982 ) |
Danzig |
| Six Crowns | ||||
| La Papagena ( 1983 ) |
Habitat | |||
| Magic Flute | ||||
| Sinntara ( 1989 ) |
Lashkari ( 1981 ) |
Mill Reef | ||
| Larannda | ||||
| Sidama ( 1982 ) |
Top Ville | |||
| Stoyana | ||||
| Clariyn ( 2009 ) |
Acclamation ( 1999 ) 【 1 】 |
Royal Applause ( 1993 ) |
ワージブ | |
| Flying Melody | ||||
| Princess Athena ( 1985 ) |
Ahonoora | |||
| Shopping Wise | ||||
| Clodovina ( 2004 ) |
ロックオブジブラルタル ( 1999 ) 【 4 】 |
デインヒル | ||
| Offshore Boom | ||||
| Clodora ( 1994 ) |
Linamix | |||
| Cloche d’Or |
フェデリコ・テシオ氏が求めた『太陽のサイクル』から、どのような伝わり方をしているのか?
被遺伝世代深度と呼ばれる隔世遺伝は、計算によって求められます。
被遺伝世代深度の計算をします。
✓ 父Gleneaglesの活性値は “0”
✓ 母系の最大活性値は “8”
✓ その差である被遺伝世代深度は、”-8″世代目
被遺伝世代深度から隔世遺伝の対象祖先がわかる
テシオ氏の『太陽のサイクル』になります。
計算で求めた一意的な法則から、間接的な遺伝から”形”の遺伝がわかります。
Mill Reefが遺伝の形になります!
隔世遺伝
✓ 遺伝(形)は、Mill Reef
✓ Mill Reef、欧州系、14戦12勝
✓ 主な重賞レースの勝利は英ダービー、凱旋門賞など
✓ Mill Reef、欧州系、14戦12勝
✓ 主な重賞レースの勝利は英ダービー、凱旋門賞など
補足コメント
【血統分析】父Gleneaglesのゼロ活性産駒、血の一新がポイント
カランダガンは、父Gleneaglesのゼロ活性期に生まれた産駒です。
母はダンチヒ系のなかでも強いスタミナ型で、その組み合わせから生まれた“特殊型”の1頭といえます。
配合の特徴:母系主導、Sinndarのスタミナが光る
父がゼロ活性のため、母系の影響が強く出ています。
特に、凱旋門賞馬Sinndarの遺伝が濃く、テシオ理論の計算上では「Mill Reef」が主要な遺伝元になります。
欧州血統らしいパワーと持久力を併せ持ち、接戦になるほど底力が発揮される配合です。
パターンとしては名牝シーザリオと似た血の出方をしています。
データ上の不安:体力の遺伝
一方で、“体力”の遺伝は標準よりやや弱めです。
そのため、激走後の回復には時間を要し、レース間隔を空けた方が力を発揮しやすいタイプです。
凱旋門賞を回避してジャパンカップに照準を合わせたのは、この馬の性質に合った選択といえます。
もし凱旋門賞に出走していても、十分に勝ち負けできた能力は持っていたでしょう。
その他の特徴:インブリードと気性面
5代血統表に父母間のインブリードはありません。
ただし、父・母父・母母父・母母母父がすべてノーザンダンサー系という“AAAAパターン”に該当します。
この偏りが気性の難しさにつながり、セン馬となった理由の一つと推測されます。
適性条件まとめ
・芝2400mがベスト
・激走後は間隔を空けるローテが理想
・セン馬で気性面の不安を軽減
まとめ:条件が合えば上位進出も
血の一新がうまく機能しており、スタミナと底力は一級品です。
条件がそろえば、欧州の芝2400mで最強となるだけの実力を備えた1頭です。
ピークは先にありますが、良馬場ならスピードと切れ味で上位を狙える馬です。
成長を見守りつつ、来年のジャパンカップも好走できる1頭と言えるでしょう。
※あくまでも、個人的な予想です。誹謗中傷・無断転載を禁じます。
※生産者をはじめ、関係者への問い合わせは絶対にしないでください。
※馬券および、POGの選択馬は自己責任でお願いします。
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